良い人は?

「いい人」ってどんな人でしょうね?

真面目で、
おとなしく、
誠実で在り、
裏表が無く、
思いやりがあり、
親切で、
誰から見ても「良い印象」を与え、
自分を前面に出さず常に控え目で、
気配りが効き、

常に笑顔で居て、
優しく、
人当たりがよく、
明るく、
落ち着いて、
友好的で、上品で、
信頼され、
大人の印象を与え、
しっかりしている、等など!
 

これだけ揃えば、誰にでも好印象を与える事が出来ますよね!

でも、これって変と思いません?
 

でも、裏を返せば、
個性が無く、
魅力に欠け、
自分の意志が無く、
意見が言えず、
相手の事ばかり考え相手に合わせ、
優柔不断で、
貧乏くじを引き、
美味しいところは相手に譲り、
嫌の事は、笑顔で引き受け、
意気地無しで、
可も無く、不可も無く、
自分の気持ちに嘘をつき、
責任を取らない、
良い人で居る為に嘘もつく、等など!

自分に嘘を付いている、

「おバカさん」ですね!
 

実を言えば、これは「私」です。
私が、幼い頃からずーぅっと演じてきた、
私の姿です。
本当に「アホ」です。

良い人で居れば、みんなから好かれる。
良い人で居れば、嫌われる事が無い。
良い人で居れば、大切にされる。
良い人で居れば、必要とされる。
良い人で居れば、得をする。
良い人で居れば、居場所がある。
良い人で居れば、彼女が出来る。
良い人で居れば、恋人が出来、結婚が出来る。
良い人で居れば、幸せな家庭が出来る。

ずっと思っていました。
この「こころの世界」に入るまでは。

学校でも、
会社でも、
近所でも、
そして家族の中でも!

ごく当たり前の様に、
自然に振る舞っていました。
何の違和感も無く!

そんな環境でした。
自分気持に嘘を付いていると言う事に、
気付きもせず、
ごく当たり前に!

「いい人」が、
私に与えられた役割だったのです。
 

でも、結婚することにより、
女房により少しづつ気づかされました。
  

「素のままの自分」で居てよい事に!