以前話題になった「夢をかなえるゾウ」の本の中に、
こんな内容が載っています。
「自分にとって大切な顧客を蔑にして、
手間の掛かるウルサイ顧客に、
一所懸命しなっていないか?」というのがありました。
ドキッとしました。
私も昔営業をしている時の事を、思い出しました。
結構、あの本はカウンセリング的にみると、結構面白い内容です。
この事を、対人関係に置き換えてください。
いつもウルサイ人、怖い人、苦手な人に気を使っていませんか?
文句を言われたくない、
嫌われたくない、
機嫌良く相手をして欲しい、
という思いで一生懸命になっています。
そしてその分、大切な人を蔑にしています。
あの人は、優しい人だから少しぐらい後回しにしても、
ほっといても怒らない、
何も言わないと思っていませんか?
甘えていませんか!
その人は、あなたを大目に見ているのではありません。
「仏の顔も二度三度」です。
こんなことが続けば、
どんなに優しい人でも、
心広い人でも決して許してくれません。
許してくれているのではなく、
諦められているのです。
信用を失くして居るのです。
会社関係、友人関係、恋人に知らない間に、
嫌われてしまった経験はありませんか?
神経症になる人のタイプに「拘ることができない人」が居ます。
今、大切な事に拘ることが出来ずに、
どうでもよいこと、
後回しにしていい事に、
拘ってしまうのです。
そして悩みます。
苦手な人に気を使い、
今、大切にしなければならない人を、
ほったらかしにしていませんか?